堀江貴文さんの『ゼロ』を読んだ。
Twitterの140字以内で言いたいことは言えた気がするけど、特に琴線に触れた部分を引用してみる。
もし、成果に向かって全力疾走することを「努力」と呼ぶのなら、努力するなんて当たり前のことだ。
私は高校時代、ミニバス経験もないまっさらな初心者としてバスケ部に入部した。部員は経験者ばかりで、彼女達の世界に技術的に溶け込めなくて(初心者なのだから仕方がなかったけれど)思い悩んだ。
どうすれば上手くなるのか。
どうすればシュートが入るのか。
答えは簡単だった。休憩時間を惜しんで、何度も練習することだ。
「三桃シ倒語は努力の人だね」
先輩が引退する時に、私に送った手紙にこう書いてあった。
私はあの時、下手の横好きなりにただがむしゃらに練習していただけで、「努力」の二文字は頭になかったので、先輩のその一言に少し驚いた。
引退までレギュラーに入ることはなかったけど、堀江さんの言葉を拝借するなら、バスケ部で「成果に向かって全力疾走すること」ができたことが私の中で大きな財産になった。
そんな昔話、である。