三桃シ倒語の日記

お前の枠にはまってたまるか

何をしたいのか

色々と変えたいものが多いが、進むたびに少しずつ沼に沈み、沼から抜け出そうともがいたところで沈むスピードが速くなるだけだ。

人生の片手間に何かをやっている程度の志は、やはり高度な文明社会では受け入れられない。

嗚呼、そういえば、よく絵を描いていたなぁ。私が絵を描くことなんてここ数年で知り合った人間はほとんど知らないのだ。だから、たまに絵を描くと驚かれる。昔は自分の一部だったはずだし、将来の夢は漫画家だったのに、今の私はペンを握ることが仕事ではない。

趣味であったはずの絵について「絵の仕事の経験はありますか」と聞かれた。そうかそうか、この年齢では趣味と仕事はつながらなければならないのか、そういう人もいるんだろうな。一方で趣味は趣味で貫き通す人だって多くいるのだ。私は趣味が仕事にならなかったし、趣味が趣味として終わらず、昔の自分を構成する一部に過ぎなかった。それは他人にとっては一貫性の欠如として捉えられるそうなのだ。

じゃあ、そんなものいらない。もう何もしたくない。何をしてもまた別の何かと関連付けられて難癖をつけられるなら楽しくない。好きなようにできることが少なくなっていく。自分の被害妄想が邪魔をする。

ただ生きていたいだけなのに、生きることすら難しくなっていく。