免責事項:本記事ではバイクに折りたたみコンテナを取り付ける手順を掲載しています。本記事を参考に同手順を実施する場合、自己責任による実施をお願い致します。
GEV600を購入した
バイクはシート部分が収納になっていることも多いが、電動バイクであるGEV600はシート部分にバッテリーが搭載されている。その為、何かしら収納が欲しい場合は純正アクセサリーか推奨アクセサリーを利用することになるのだが、自分の好みのものがなかったため、リアキャリアにヘルメットが入るサイズのコンテナを取り付けようと考えた。
GEV600のリアキャリアは少し特殊で、日本仕様の独特の穴の開け方になっている。
(13:02 リアキャリアの説明)
この部分はリアキャリアのフレームと接合されており、取り外しは不可能。
また、リアキャリアのフレームにはナンバープレート、ブレーキランプ、ウインカーランプが取り付けられているため、別のリアキャリアを取り付けることは非推奨と思われる。
部品選定
※部品選定や取り付け方法についてはこのブログの記事を参考にしました。
※価格は全て10%消費税込み
■コンテナ、部品
・コンテナ
価格:¥2,480
今回の主役。上述のとおり、ヘルメットが入るサイズを想定していたので、ヘルメットが入っていた箱のサイズを参考に、20Lを選択。
・ネジ
商品名:八幡ねじ ステンレス トラス小ねじ M6×40mm P1.0
JAN:4979874465047
価格:¥162
コンテナをリアキャリアに取り付ける大黒柱。付属しているナットもリアキャリアの裏側に取り付ける。
・ワッシャー
商品名:八幡ねじ ステンレス丸ワッシャー 6×25×2mm
JAN:4979874468697
価格:¥162
コンテナのひび割れ防止に使用。
・ステー
商品名:接合金物F BK(6穴)
JAN:4522831017669(廃盤?同仕様の商品は4960983165737)
価格:¥272
リアキャリアの裏側からネジを固定する為に使用。
・ゴムシート
商品名:和気産業 ゴムシート GS-08 縦300mm×横300mm×厚さ1mm
JAN:4903757380080
価格:¥437
コンテナとリアキャリアの間のすべり止めの為に使用。
費用はコンテナ¥2,480+各種部品¥1,033=¥3,513 で決着。予想以上に安く準備できた。
■工具など
・はさみ、カッター
・穴あけ器具(キリ、テーパーリーマー)
キリはドライバーセットに付属していたもので、穴あけの初期に使用。テーパーリーマーはキリで開けた穴を広げる為に使用。無知ゆえに、テーパーリーマーという工具をこの度知った。
・ドライバー、レンチ
・テープ類(マスキングテープ、養生テープ)
部品の仮置き・仮止めに使用。
・マーカー
部品のアタリを付ける為使用。部品が黒っぽい場合は不透明インクのマーカー(ポスカ等)を使うとわかりやすい。
・やすり、スクレーパー
開けた穴の周辺を整える為に使用。
取付方法
1.仮置き
a.コンテナの方向
コンテナは平行でも置けるが、コンテナの陰にナンバープレートが隠れるため、バイクと垂直になるように設置。
b.ネジの位置
コンテナの底面が網目状になっている為好きな場所にネジが打てず、且つリアキャリアの穴あきとの兼ね合いもあり、多いに悩む。
悩みに悩んだ末、真ん中の縦線部分にネジを2本取り付けることにした。
リアキャリアをバイク本体から外して作業をするのが効率的だと思われるが、上述のGEV600のリアキャリアの仕様上、「取り外しができても取り付けができない」場合のリスクが極めて高い為、今回はリアキャリアを取り付けたままで作業する。
2.部品の穴あけ
a.コンテナ
コンテナの穴の位置は1.bで決めた位置とステーの穴の位置を調整して決定。2つの穴を同時に開けるよりも、一方の穴を開けてネジが通ることを確認した後、もう片方を決めるとずれがない。
本来なら電動ドリルを使いたかったがレンタル中だった為、キリとテーパーリーマーの合わせ技で突破。
b.ゴムシート
1. リアキャリアのサイズに合わせて15cm×22cmに切る
2. 15cm部分のセンターのアタリを書く
3. ネジを差し込んだコンテナの裏面にゴムシートを並べ、ネジの上下位置のアタリを書く
4. 2~3のアタリを参考に、ステーをテンプレート代わりにして穴を開ける位置をマークする
5. ゴムシートに穴を開ける。コンテナと同様の穴の開け方は難しいので、カッターで四角に切ってゴムシートにネジを押し込むとうまくいく。
3. 取り付け
コンテナをリアキャリアに置き、リアキャリアの裏側からステーを挟み、さらにナットを閉めたたら完了。
作業や取り付け中における注意点
・リアキャリアの下部にはブレーキランプとウインカーランプを点灯させるためのケーブルと、それをリアキャリアに固定する結束バンドがある。コンテナを取り付ける際や走行中にケーブルを傷つけないよう注意したい。
・コンテナの部品の取り付け位置によっては結束バンドが干渉してステーとリアキャリアに隙間ができてしまい、しっかり固定できない。部品の取り付け全般に言えることではあるが、定期的なメンテナンスが必要になる。
乗ってみた感想
コンテナをたたんでいる時
平地でもめちゃくちゃガタガタ音がする。コンテナの折りたたみ機構が干渉し合っているからだろう。コンテナは基本的に広げたままにするか、結束ベルトで両脇を固定すると解決すると思いたい。
コンテナを広げている時
側面(商品ロゴのない部分)を内側からカチッと鳴るまで広げれば、走行途中で不意に折りたたまれたりコンテナまわりで気になる音は出ない。コンテナの中をしっかり詰め込むか緩衝材を入れると中身も暴れることなく安定する。
雨の日
水抜きがないため、コンテナの中に雨水がたまりやすい。将来的にネジの場所やコンテナの配置を変えることを考慮すると、取り付けに支障がない部分に水抜き用の穴を開けるか、あるいは自転車のかご用カバーを取り付ける等で対策する必要がある。