三桃シ倒語の日記

お前の枠にはまってたまるか

アウトプット

「昔できたことが最近できなくなる」というのはよくあることで、加齢による体力や気力の低下が原因ということもあるけれど、私は「この年齢で、この経験で、こんなクォリティでもよいのかわからない」ということで躊躇したことがよくある。アウトプットだ。

自分にとってアウトプットとは、文章を書くなり、絵を描くなり、プレゼンテーション資料を作るなり、自分の頭の中をひっくり返すことだ。昔はクォリティなど関係なく、とにかく表現したいという一心でアウトプットを繰り返した。内向的で歪んだ性格なので、表現は自分にとって自分を理解してもらう為の手段でもあった。

ある程度の年齢に達すると、お粗末なものを世に出すのは受け取る方の為にならないと躊躇してしまう。本業ではなく、大きな収益性も伴わないアウトプットにも何かしら「仕事」を意識してしまう。

表現したい。むしろ、表現しなければ。

クォリティの低さを恐れながら、それでも何とかアウトプットを重ねて生まれるものがあればいいな、とか楽観視しながらあれこれと手を出している。