三桃シ倒語の日記

お前の枠にはまってたまるか

遠出を繰り返すと荷物が徐々に減る

旅行で役に立つものを書いておく。

 

・モバイルバッテリー
電源確保できる場所やカフェを探すのは面白い。しかし、LINEのようなアプリで頻繁に携帯端末を見て電池の消耗も激しいので、モバイルバッテリーは個人的には必須アイテムなのである。

 

・耳栓
夜行バス、新幹線、ネットカフェで使用。特にネットカフェは昼夜問わずBGMが流れていたり遊具の音が聞こえるので重宝する。

 

アイマス
強い光は睡眠にも影響するのでアイマスクでシャットアウト。こちらも夜行バス、新幹線、ネットカフェで使用。

 

・バスタオル
ゲストハウスやネットカフェではシャワー利用にタオルが含まれていないことも多い。大体100〜200円で借りられるが、小さめのバスタオルでも良いので持っていくとちょこっとした出費を抑える事ができる。

 

・ボディタオル
お風呂で体をゴシゴシ拭くアレ。これの有る無しで肌のコンディションが変わると言うのはちょっと言い過ぎかもしれないが、1日の汗や汚れを落とすのにはもってこい。

 

・ウェットティッシュ
どうしてもシャワーを浴びる事が出来ない場合は一時しのぎではあるけどウェットティッシュを使う。化粧落としにも使える。

 

・折りたたみハンガー
ありふれた三角形のハンガーだとキャリーケースに入らない事もあるので、ちっちゃくまとまる折りたたみハンガーでスーツの形を崩さないようにする。しかし最近は全くスーツを着ていない。就職活動をしているはずなのに……。

 

かっぺの戯れ言

東京の百貨店でメダカが売られているのが田舎の人間には滑稽であったのだが、こちらの道の駅でもメダカやザリガニが売られており、誰の所有かもわからない小川で生き物を採取するのにも色々問題があるのか、それとも自らが生き物を採取することそのものに抵抗感があるのか、まあ一昔前とは事情が異なるのだろう。

 

田舎は良い。原付でいくらか走れば美しい風景に巡り会える。しかし、私には田舎の方が息苦しい。

最近、色んな境遇の人間と関わるようになって気がついたのは、私は本質的には人間が嫌いではあるものの、ウマが合えば何とかやっていけるかもしれない、助け合って生きていけるかもしれないという無意識の願望を抱いていたことだ。

田舎だとウマの合う人間に会うのも一苦労だし、運が悪ければ偏った古い価値観の人間達と長く関係を保つ羽目になるから少々面倒だ。コミュニティの出入りが自在に出来、村八分に合っても雑踏の中に紛れ込んでいける(はずの)都会の方があっている。思い込みに過ぎないかもしれない。田舎で上手くやってこれなかった人間が都会で何ができるのかは未知数である。

 

また、東京に向かう。

最近読んだ本 2014年7月

 最近読んだ本を羅列してみる。

 

「いいね!」が社会を破壊する (新潮新書)

「いいね!」が社会を破壊する (新潮新書)

 

 率直に書くと「いいね!」に触れているのはごく一部の箇所なので、ソーシャルネットワークの機能についての書籍だと思って読むと肩透かしを食らうかもしれない。目次や本文を読めば、この書籍は社会科学に分類されると素人ながらに思うのだが、借りた図書館では技術・工学に分類されていた。

 

 

ドット絵講座

ドット絵講座

 

可愛らしくデフォルメされたドット絵を描くのに最適だと思う。

10年前に発行されたので情報は古いものもあるけど、ドット絵そのものは現在でも十分通用する。

 

ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法

ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法

 

 図書館実習時代に出会った本。頭の固い人に読んでもらいたい。

著者の考え方にはかなり共感できるけど、ニートじゃなくてしっかり働きたいなぁ、と思った。

 

「走る」ための食べ方: マラソン快走のための実践栄養学

「走る」ための食べ方: マラソン快走のための実践栄養学

 

 マラソンランナーの食事の摂り方について書かれた書籍。TPOに応じた献立が提案されており、ランナーでなくとも参考になる部分は多い。

 

「ネタがない」というネタ

前回の記事が現時点で19ものfacebookいいね!をもらって驚愕している。

 

「いいね!」とは言うものの、ブックマーク目的で押している人もいれば、批判の意で押している人もいらっしゃるだろう。もしかしたら「いいね!」の通知から前回の記事を読んだ人が、私の目の届かない公開範囲で「こいつはクズ」「ちゃんと就活しろ」など批判しているかもしれない。胸が熱くなる。

マゾではない。漫画を描いて他人に読んでもらい、率直な感想をもらえず社交辞令しか受け取れなかった過去のある自分にとって、否定的な意見は貴重なものであるし、自分を成長させる為の糧である。

 

で。

私は在住地や職種を隠し、「一負け組」「一労働者」としてかなり好き勝手にブログやTwitterで発言してきたが、最近になって匿名性が保たれなくなったのである程度発言を自粛することにした。

匿名であっても発言には気を遣っていており、「身内の批判や皮肉は言うけど誹謗中傷はしない」というのがマイルールだった。しかし、匿名性が保たれなくなった今となっては、私の素性をご存知の方には「良い年したネット弁慶」にしか見えないだろうし、毎日のように顔を合わせる相手(過去の例として上司)の目が届かないところで批判するのも卑怯で格好が悪いだろう。

 

わざわざこんなことをブログに書くのもおかしいのは自覚しているが、こうして意識表明と自己開示をすることによって自分の中に変化をもたらしたいのだ。

 

それでもたまに皮肉は言うかもしれない。

 

就活アウトロー採用の説明会に行ってきた

この採用プログラムは、大学生や若者の持つ就職活動への疑問や違和感をもとに、2012年度から試験的にスタートしました。

決して働きたくないわけじゃないし、頑張る気がないわけでもない。でも、今の「就活」という文化や制度の中ではどうもうまく伝わらない。次第に気持ち悪さやバカらしさに嫌気をさし、自ら「就活」を降りてしまう。
これは、そんな【就活アウトロー】のためのマイナーな就職サービスです。

 

(就活アウトロー採用2014HPより)


この記事では、今回の説明会で共有した話題の一部や、就活に対する自分の考えを書く事にした。

 

就活アウトローとは何か
アウトロー採用」でTwitter検索してみると、罪を犯した人物が集まる採用なのか、という文字通りのアウトローを想像している人もいた。実際に会場に集まったのは本来の意味のアウトローというよりも、就活の枠組みやテンプレート(=law)に自分を当てはめることができなかった(=out)人達のように思える。そもそも、本物のアウトローならこのような説明会に自ら参加申し込みをしないはずだ。
この会場で集まった人間は、とある就活アウトローによって『「枠から出たい」という枠』と表現された。
私の周囲には就活のシステムに疑問を抱きながらも結局は内定した人間が多かった。彼らは「何だかおかしい、けどやるべきことをこなしていくしかない」と順応できたのだ。一方私達就活アウトローは現状に納得できず、就活という枠から出ようとはするものの、それ以外の活路がなかなか見出せずジタバタともがいている。

ファシリテーターの若新氏はこの説明会に参加した人達に対して「君達はずる賢いところがあると思う」と指摘した。確かに、このように服装髪型自由、ESも自己PRも不要な採用は一般的な就活の選考フローとは異なる。最強装備で始めるドラゴンクエストふっかつのじゅもんのような卑怯さがある。私は就活アウトロー採用の存在を知った時、同じく就活に悩む知人に知らせようかと考えたのだが、「こういうマイナーな採用は参加人数も限られてくるだろう。拡散して参加者が増えて自分が参加できなくなったら困る」とあえて何も伝えなかった。ずる賢さのステータスがアップした瞬間である。

 

これは就職説明会なのか
今回の説明会ではグループワークがあったが、参加者の名札も自己紹介タイムもなし。質疑応答の際「○○大学××学部の△△です。本日は貴重なお話をありがとうございました。質問ですが……」といった堅苦しいイントロダクションも必要ない。服装も髪型も自由、それぞれの時間を過ごした就活アウトローがフランクな空気を作る。
積極的に発言する人間が有利になるわけではなく、気に入った人間を主催側が引き抜くということもない。口下手な人間でも今後の活動においてコミュニケーションの方法を選べる可能性を示唆された。どうやらチャットを通じてでしかコミュニケーションをとらない人間も内定したらしい。

 

就活に対する違和感
私は志望動機を考えるのが億劫でしょうがない。「経営理念に共感したため」なんてとってつけたような志望動機を自分のスパイスでアレンジして面接に挑んだこともあるが、あまりの抽象性と薄っぺらさに自己嫌悪すら感じた。ビジネスライクに、あるいは率直に「給料が良いから」「募集があったから」「借金の返済をしたいから」という志望動機のほうが1社毎に凝った「ストーリー」を考えなくても良いし手間も省けるのだが、担当者の方の「だったら弊社じゃなくてもええやん」という返答が予想できないわけではない。仕方なく「ストーリー」を考えるのだが、馬鹿馬鹿しくてしょうがなかった。

自己PRも、ただ考えることは苦痛ではないにしても企業にウケのよさそうな自己PRを考えるのは苦手だ。
私は就活本のお手本に書いてあるようなリーダー経験に乏しい。大きなプロジェクトの中で展開される小さなプロジェクトのリーダーを務めたことはあるが、そもそも私はリーダーをやりたくない人間だ。責任を負いたくないからではない。全く信頼されないからではない。不器用で個人主義的な思考がリーダーに適していないと自覚しているからだ。学級委員の類に推薦される事はあっても実際にはクラスでも部活でもサークルでも専らフォロワーに徹しており、ひねくれた視点からチクリとメスを入れる役割も多かった。
就活からドロップアウトする前に考えた「サークルでの創作活動において実現可能性を考慮しつつも斬新なモチーフを取り入れた。技術的には未熟だと批判されたが発想がユニークで面白い、自分も同じ事に悩まされているので共感できた、という感想があった」という独創性の自己PRはウケが悪かったようで、同じエピソードを「自分が創作活動においてリーダーを務めた。リーダーの経験が少なく不安であったがスケジュールをしっかり立て無理のない指導をした。周囲の支えもあって作品を完成できた」とリーダー視点に変えた自己PRのほうが選考を通過しやすかった。

集団面接で他人の志望動機や自己PRを聞いても、失礼ながら嘘っぽさと仰々しさを感じた。タカラジェンヌよろしく透き通った声でサークルやバイトで自分がいかに貢献したかが語られる。全て事実を話している人もいるだろうけど、どことなく背伸びをしているのが感じられる。
同じ就活生として共感できないわけではなかった。背伸びをしなければ、馬鹿学生から社会人になれないのだ。しかし、何だかおかしい。
就活を通過儀礼と表現する人もいる。ただ、就活鬱になって自殺した友人の友人や、大手企業に内定をもらったものの内定ブルーによって抑うつ状態になった先輩を知る人間としては、就活の結果がどうであれ時に人に命を脅かす危険のあるものが通過儀礼として美化されるのも甚だ気味が悪いものだと思う。

 

本当に大丈夫なのだろうか
就活アウトロー採用を告知するtweetを見かけ、リンクを踏んだ時「面白そうだけど何だか怪しい、眉唾ものかも」と少なからず思った。
まだ不安が拭いきれていないが、社会から置いてきぼりにされたマイノリティーに着目した就活サービスというのも珍しい。実際に利用するかどうかはともかくとして、「就活に違和感を抱いているのは自分だけではない」ということを話し合える場があるのは、個人的にはありがたいと思うのだ。

 

※2015年6月11日追記

この記事を書いて1年経った今なお、「アウトロー採用」で検索してここに辿り着く事もあるようだ。

アウトロー採用の説明会に参加した結果、私がどのような道を歩んでいったのかは以降の記事を読んでいただきたい。

 

また、言うまでもないが、私は一参加者に過ぎない。アウトロー採用にいかなる期待を抱いたか、そこでどのように立ち回ったか等は、他の参加者のブログやアウトロー採用の非公式ブログも参考にしていただきたい。

 

いずれにせよ、アウトロー採用に興味を持った方は、採用される側、採用する側、あるいはそれ以外の立場で接触を試みることをおすすめする。

原付歴2ヶ月

原付に乗り始めて2ヶ月となる。

だいぶ慣れてきたので、走行距離を伸ばしてみようかと思う。長距離走行で使えそうなアクセサリーやオプションを羅列してみる。

 

スマートフォンケース

カーナビ代わりにハンドルに巻き付けるタイプ。

 

●手袋

どこぞのニットの手袋を使用していたが、これからの季節には合わないのでバイク用の手袋を買うべきだろう。通気性がよく、手袋の中でどっさり汗をかかないようなものが良い。あればいいな。

 

●ソーラー充電シート

背中に直射日光が当たっているなら、背負っているリュックにカラビナをつけてシートをぶら下げて充電……というのを想像している。さすがにコンセントからの充電よりもパフォーマンスは悪いそうだが、ただでさえ貧乏なので、自然の力を利用しないわけにはいかない。

 

●折り畳めるボトル

某ショップのノベルティーでもらったものを活用してはいるものの、段々しわしわになっているので買い替えを検討中。

 

bluetoothイヤホン

あまり青歯の商品は利用していないが、イヤホンには興味があるので家電量販店のポイントが貯まっているなら購入してみたい。

『つながる図書館』

あなたは図書館をどのように利用しているだろうか。自習室としてか。資料の閲覧・貸出サービスのみの利用に留まるか。あるいはレファレンスやILLといったサービスを利用してとことん資料を探しているか。

本書では、かつて大量の副本により「無料貸本屋」と揶揄された公共図書館の今後の方針について、全国各地の図書館を取り上げながら説明している。

 

著者は新聞記者ということで、なるほどフットワークも軽く情報網を活用して多くの図書館を取材している。自分のかつての実習先である図書館も取り上げているので、少々嬉しい。

住みたいと言われるほど快適な武蔵野プレイス、「日本一の県立図書館」と称される、ビジネス支援の盛んな鳥取県立図書館、財政対策により運営の見直しが検討され、市立図書館と併せて「二重行政」と捉えられる神奈川県立図書館……個性の強い図書館のみならず、自治体との折り合いが問題となっている図書館についても取材されているので、明るいだけではない公共図書館の現状を知る事ができる。

特に佐賀県武雄市の所謂「TSUTAYA図書館」については多くのページが費やされている。武雄市立図書館の話題は図書館界隈でセンセーショナルに取り上げられており、指定管理者制度の在り方や、CCCの個人情報の取扱いと従来の図書館の方針の食い違いについては度々論題となった。

私の地元の近くにある自治体もCCCを指定管理者とした図書館を新設するとの話があり、一図書館利用者として、一司書資格保持者として、もはや「TSUTAYA図書館」は他人事ではなくなる。武雄市にはいずれ「視察」に訪れようと思っている。百聞は一見に如かず。自分の目で確かめて率直な感想を述べたいところだ。

 

本書で取り上げられている図書館のなかで私のお気に入りは、島根県海士町の図書館である。施設ではなく「島全体を図書館にする」という大胆な発想が、地方都市の図書館とは異なる魅力を生み出している。こちらも機会があれば「視察」に行って、島まるごと楽しみたい。

 

新しく生まれる図書館もあれば、今後は大人の事情で消えていく図書館も目立つのかもしれない。大阪府中之島図書館の閉館が検討されたように、公共施設と言えど図書館も「消えていくもの」の例外ではなくなってしまうのか。私は、図書館は「消えてはならないもの」だと思う。利用者を選ばない知のセーフティネットたる役割を担う図書館が消えてしまったら、私達の生活は文化的なものとは遠くなってしまうのではなかろうか。

 

生き残りを賭けた決断は静かに迫られている。あなたの近くの図書館は、どうだろうか。

 

つながる図書館: コミュニティの核をめざす試み (ちくま新書)

つながる図書館: コミュニティの核をめざす試み (ちくま新書)